【個別銘柄】輸出、オリンパ、東精密、東映、第一命、飛島、大同メ

きょうの日本株市場で価格変動材 料が出た銘柄の終値は以下の通り。

輸出関連株:トヨタ自動車 (7203)が2.5%高の3870円、ファナ ック(6954)が3.8%高の1万2630円など輸送用機器、電機、精密機 器株に終日堅調な銘柄が多かった。エジプトのムバラク大統領の辞任 で中東情勢に対する過度の懸念が後退、2月の米ロイター・ミシガン 大 学消費者マインド指数が8カ月ぶりの高水準となり、米景気改善へ の 期待も広がった。ドル・円相場が一時1ドル=83円台半ばと、約 1カ 月ぶりの円安水準となったことも支援材料。

オリンパス(7733):4.8%高の2570円。現執行役員で、欧州法人 社長のマイケル・ウッドフォード氏(50)が4月1日付で次期社長兼 最高執行責任者(COO)に昇格する。同氏は英国人で、同社として は初の外国人社長。同氏は、医療事業に長く携わっており、同事業と グローバル戦略の強化に弾みがつくとみられた。ドイツ証券では、オ リンパスに対する大きな変化を期待させ、株価にもポジティブに反映 されよう、と見ていた。

東京精密(7729):14%高の1562円。スマートフォン(高機能携 帯電話)、タブレットPCなどの需要増を背景に検査工程向けの半導体 製造装置が堅調、航空機やエネルギー産業向けなどへ計測機器も回復 し、2010年4-12月期の連結営業損益は47億円の黒字と、前年同期 の26億円の赤字から改善した。11年3月期計画を50億円から60億 円の黒字に2割増額修正し、好業績評価の買いが集まった。

セイノーホールディングス(9076):11%高の648円。輸送、自動 車販売事業の好調などで、10年4-12月の連結営業利益は前年同期比 約2.2倍の97億円だったと10日に発表。据え置いた11年3月通期計 画の100億円に対する進ちょく率は97%となっており、業績上振れが 見込まれた。

東映(9605):3%高の443円、午後2時の決算発表を受けて上昇 基調が強まった。「相棒-劇場版Ⅱ-」が好稼働、「ワンピース」など のキャラクター商品やDVDが予想を上回り、11年3月期の連結営業 利益は従来計画の76億円から21%上振れし、92億円になる見通しと なった。前期比では12%減益予想が一転、6.4%の増益予想となり、 採算好転を評価する買いが膨らんだ。

第一生命保険(8750):5.9%高の14万8200円。10年4-12月の 新契約高は主力商品の販売好調で、前年同期比2.4%増え5兆8800億 円と伸びた。本業の改善傾向にアナリストの間で評価の動きが出て、 JPモルガン証券は14日、投資判断を従来の「中立」から「オーバー ウエート」 に、目標株価を18万8000円から20万9000円に上げた。 野村証券も目標株価を19万円から23万2000円に引き上げ。

ノーリツ(5943):9%高の1448円。「エコジョーズ」をはじめと する高効率給湯器の需要拡大などで、10年12月期の連結純利益は前 の期に比べ約4.6倍の38億円だったと10日に発表。11年12月期は 前期比25%増の48億円と続伸を計画、好業績の継続が期待された。

富士火災海上保険(8763):25%高の145円。米アメリカン・ イ ンターナショナル・グループ(AIG)傘下で、損保事業を展開する チャーティスグループが実施する富士火災株の公開買い付け(TOB) に賛同すると10日に発表。チャーティスは100%子会社化を目指して おり、TOBの結果次第で富士火災株は上場廃止となる。TOB価格 の1株146円にさや寄せする動きとなった。

三越伊勢丹ホールディングス(3099):3.7%高の1037円。経費削 減などが寄与し、11年3月期の連結純利益予想を従来の120億円から 25%引き上げ、150億円とした。前期は635億円の赤字。

飛島建設(1805):8.3%安の22円。公共投資の縮小、完成工事高 減少、受注競争激化による新規工事の利益率低下などが響き、11年3 月期の連結営業利益は従来計画の20億円の黒字から19億円の赤字に 転落する、と10日に発表。収益環境の厳しさを嫌気する売りが増えた。

JVC・ケンウッド・ホールディングス(6632):6%高の441 円。同社は10日、日本ビクターの海外生産子会社であるビクタータイ 工場の生産体制を見直し、業務用システムとカーエレクトロニクスの 工場に転換すると発表。ビクタータイ工場の民生用ディスプレーの生 産は今春終了する。経営資源効率化の動きが好感された。

アルバック(6728):4.2%安の1906円。韓国向け薄膜シリコン太 陽電池一貫製造ライン設備の売掛金回収の可能性に懸念が認められ、 貸倒引当金の計上などから10年10-12月の連結営業損益は10億4200 万円の赤字に転落した。さらに、会社側が今期(11年6月期)の受注 見通しを引き下げたことにアナリストの間で警戒する声も上がった。

電気興業(6706):7.7%安の394円。第4四半期に電気通信関連 事業で利益率の悪い物件の売り上げが集中、第3世代携帯サービスの 遅れからタイ子会社の業績悪化が見込まれ、11年3月期の連結純利益 予想を従来の16億5000万円から前期比64%減の11億円に減額した ことを受けた。

東京電波(6900):5.2%安の673円。10日に公表した10年10- 12月決算によると、連結営業損益は7100万円の赤字と前年同期の4900 万円の黒字から悪化した。4-9月(上期)は2億6600万円の黒字。 PND(ポータブル・ナビゲーション・デバイス)や業務用無線向け が低迷、足元で業績が悪化していることが懸念された。

コナカ(7494):13%高の498円。午後零時に発表した10年10- 12月(第1四半期)の連結営業損益は前年同期の5900万円の赤字か ら11億3600万円の黒字に転換した。売上高が4%減った中で効率化 努力を進め、11年9月期予想の21億1600万円に対する進ちょく率は 54%となり、業績上振れを見込む買いが優勢となった。

大同メタル工業(7245):12%高の879円。自動車産業向け需要の 順調な推移、中国への需要が回復している建設機械向けの伸びなどを 背景に11年3月期の連結営業利益予想を従来の70億円から前期比29 倍の74億円に上方修正すると午前11時に発表。また、年間配当金を 1株20円とこれまでから8円上積みする方針も示し、午後の取引で上 昇基調を強めた。

ラサ工業(4022):10%高の137円。工業用リン系製品を中心に化 成品事業の好調、携帯情報端末向け需要などで電子材料事業も伸びる とみて、11年3月期の連結営業利益予想を従来の14億円から16億円 に増額修正する、と午後2時に発表したことを受けた。前期は14億円 の赤字。

大気社(1979):7.9%高の1499円。完成工事高の増加や継続的な 原価低減努力を受け、11年3月期の連結営業利益予想を従来の27億 円から前期比60%増の51億円に上方修正する、と10日に発表。業績 改善の進展を評価する買いが膨らんだ。

関西ペイント(4613):4.5%安の804円。いちよし経済研究所は 10日、投資判断を「買い」から「中立」に引き下げた。

マツモトキヨシホールディングス(3088):2.6%安の1820円。新 規出店、専門スタッフのカウンセリングサービス体制の強化、 M&A による子会社化効果などで10年4-12月の連結売上高は前年同期比 8%増えたが、営業利益は3社連結化に伴う費用増などで8%減の 107億円となった。据え置かれた11年3月期計画の152億円に対する 進ちょく率は70%で、計画未達への懸念が広がった。

T&Dホールディングス(8795):2.3%高の2464円。10年4- 12月の連結純利益は前年同期比26%増の315億円だった。資産運用収 支の改善などが寄与。傘下生保の銀行窓販などが不振だったが、有価 証券売却損が減ったほか、利息・配当金収入が増えた。11年3月通期 計画の330億円は維持。

東京急行電鉄(9005):3%高の383円。リテール事業の減収で 10年4-12月の連結売上高は前年同期比4.9%減ったが、交通、不動 産事業の増益効果で営業利益は同55%増の548億円となった。11年3 月期計画は、従来の505億円から550億円に上方修正、前期比では

4.2%減益が4.3%増益に一転する見通し。

エイベックス・グループ・ホールディングス(7860):1.4%高の 1210円。主力アーティストの大型作品リリースがなく、売上高は減っ たが、映像事業で高利益率のパッケージ商品が好調で、10年4-12 月の連結営業利益は前年同期比2倍の103億円となった。据え置かれ た11年3月期計画の115億円に対する進ちょく率は89%。

黒崎播磨(5352):3.5%高の384円。粗鋼生産の増加で耐火物需 要が伸長、コスト削減も進み、10年4-12月の連結営業利益は前年同 期比3.1倍の51億円となった。据え置かれた11年3月期計画の55 億円に対する進ちょく率は93%。また建材事業を、積水ハウス(1928) に14億円で譲渡する。業績の好進ちょくと経営効率化が評価された。

品川リフラクトリーズ(5351):7.1%高の301円。高水準の粗鋼 生産を受けて耐火物生産・販売量が当初見込みを上回り、11年3月期 の連結営業利益予想を従来の53億円から前期比2.5倍の62億円に 17%増額修正したことを受けた。

ミズノ(8022):2.9%安の401円。10年10-12月(第3四半期) の連結経常利益は、為替差損の影響などで4億5800万円の赤字だった。 4-12月では前年同期比35%増の33億円、11年3月期予想は前期比 47%増の45億円で据え置いたが、計画未達への懸念が広がった。

タチエス(7239):9.5%高の1604円。同社は10日、通期業績の 堅調な推移が見込めるとし、11年3月期末の配当金を1株当たり6円 と従来計画から1円上積みし、年間で12円とする方針を示した。前期 実績は年11円配。

ショーボンドホールディングス(1414):3.6%高の1861円。発行 済み株式総数の1.8%に当たる50万株を上限とする自社株買いを行う、 と10日に発表。期間は2月14日から3月31日まで。当面の需給好転 が見込まれた。

鉄建(1815):4.4%安の87円。公共投資の低調や完成工事高の計 上が第4四半期に集中する影響から、10年4-12月期の連結営業利益 が前年同期比55%減の4億1400万円だった、と10日に発表。据え置 いた11年3月期計画の33億円に対する進ちょく率は13%にとどまる。

アロン化成(7882):制限値幅いっぱいのストップ高となる80円 (20%)高の471円。東亜合成(4045)が10日、7月1日付でアロン 化成を株式交換で完全子会社化すると発表。アロン化成1株に東合成

1.25株を割り当てるとしており、東合成株の10日終値418円を基準 にした理論株価にさや寄せする動きとなった。

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