欧州株:上昇、景気見通しで-ジョン・ウッドとクレディ・スイス高い

欧州株式相場は上昇し、2008年 9月以来の高値を付けた。昨年10-12月の日本の実質国内総生産 (GDP)が市場予想ほどには縮小しなかったことを背景に、世界的 な景気回復が継続するとの見方が強まった。

英エネルギーサービス会社ジョン・ウッド・グループは14%の大 幅高。油ガス井サポート部門を米複合企業ゼネラル・エレクトリック (GE)に28億ドルで売却することで合意し、これが買いを誘った。 スイス2位の銀行、クレディ・スイス・グループは1.9%上昇。60億 スイス・フラン(約5100億円)規模の偶発転換社債(通称CoCo) を発行し、カタールとサウジアラビアの投資家に割り当てると発表し たことが手掛かり。

ストックス欧州600指数は前週末比0.4%高の289.11で終了。 世界的な景気回復で企業利益が増えるとの見方を支援要因に、同指数 は12年ぶり安値をつけた2009年3月の水準からは83%上げている。 ブルームバーグのデータによれば、同構成銘柄の株価収益率(PER) は9カ月ぶり高水準に近い約16倍になった。

ロイヤル・バンク・オブ・スコットランド・グループ(RSB) の証券ストラテジスト、イアン・リチャーズ氏(ロンドン在勤)は、 「決算期の前向きなトレンドが続いている」と述べ、「マクロ面での 勢いがこれを支えている。予想を上回る利益とバリュエーション見直 しが1年を通じて株価を押し上げ続けるとみている」と続けた。

14日の西欧市場では18カ国中11カ国で主要株価指数が上昇し た。

内閣府がこの日発表した四半期別国民所得統計によると、物価変 動の影響を除いた10-12月期の実質GDPは前期比年率マイナス

1.1%と、5四半期ぶりの落ち込みとなった。ブルームバーグ調査に よる予想中央値は年率換算2.0%減だった。

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