グリーンスパン前FRB議長:住宅価格は少なくとも10%の上昇必要

【記者:Alex Kowalski】

2月11日(ブルームバーグ):グリーンスパン前米連邦準備制度理 事会(FRB)議長は、住宅価格が少なくとも10%上昇するまでは、 住宅市場の回復は堅固とは言えないだろうとの見方を示した。

グリーンスパン氏は11日、ワシントンのブルッキングス研究所で 講演し、価格の「安定は住宅市場だけでなく、全体の景気回復にとっ ても重要だ」と指摘。「住宅価格ははっきりと上昇する必要があるだろ う。本格的な住宅市場の回復が明白になる兆候が表れる前に、恐らく 10%かそれ以上の上昇が必要だろう」と述べた。

同氏は聴衆との質疑応答で、株価の上昇が消費者の支出を促す「資 産効果」を生み出したと説明。「われわれが現在目の当たりにしている のは、消費者市場における資産効果という事実だ」とし、昨年10-12 月期(第4四半期)に4.4%増となった個人消費に言及した。S&P 500種株価指数は昨年初めから17%上昇している。

その上で同氏は「過去4、5カ月の間に、こうした市場は危機前 の状況に非常によく似たものになり始めてきたようだ」と語った。

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