NY原油(11日):10週ぶり安値、エジプト政変で供給不安が後退

ニューヨーク原油先物相場は下 落。10週間ぶり安値に沈んだ。エジプトのムバラク大統領が辞任し 権限を軍に委譲したことを受け、中東原油の供給に障害が生じるとの 懸念が薄らいだ。

エジプトのスレイマン副大統領は国営テレビを通じ、ムバラク大 統領の辞任を発表。反ムバラク体制の動きが表面化して以来、スエズ 運河を通じた原油輸送が停止されるとの懸念や、他の中東、北アフリ カ諸国に飛び火する可能性が心配されていた。

エネルギー関連の商品に重点を置くヘッジファンド、アゲイン・ キャピタル(ニューヨーク)のパートナー、ジョン・キルダフ氏は、 「ムバラク辞任でエジプト危機は収束するはずだ」と語る。「政情不 安が始まって以来、原油価格に付けられていた安全プレミアムは恐ら く解消されるだろう」と述べた。

ニューヨーク商業取引所(NYMEX)の原油先物3月限は前日 比1.15ドル(1.33%)安の1バレル=85.58ドルで終了した。 終値ベースで昨年11月30日以来の安値。週間では3.9%下落。過 去1年では14%の値上がり。

原題:Crude Oil Falls to 10-Week Low After

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