欧州債(11日):ドイツ国債が上昇-エジプト軍の扱いで懸念残る

欧州債市場ではドイツ10年債相 場が上昇。1年ぶり高水準まで3ベースポイント(bp、1bp=

0.01%)に迫っていた同利回りは下げに転じた。エジプトの混乱が悪 化するとの懸念から、欧州で最も安全とされるドイツ国債に対する需 要が高まった。

ドイツ2年債相場も上昇し、週間ベースで今年初めてプラスとな った。エジプトのムバラク大統領はこの日辞任した。同大統領が権限 を軍に委譲したことを背景に、ドイツ国債は上げ幅を縮小した。ドイ ツ連邦統計庁が同日発表した1月の独消費者物価指数(改定値)は欧 州連合(EU)基準で前月比0.4%低下した。

ギリシャ国債は下落し、同10年債利回りは2週間ぶり高水準を付 けた。

モニュメント・セキュリティーズの債券アナリスト、マーク・オ ストワルド氏(ロンドン在勤)は、「エジプト情勢で、安全を求めた ドイツ国債への買いが若干後退した」と述べた上で、「軍への権限移 譲をめぐり多くの不安定要素が残っており、これが短期債への支援材 料となった」と続けた。

ロンドン時間午後4時31分現在、ドイツ10年債利回りは前日比 1bp低下し3.29%。一時は3.25%まで下げた。同国債(表面利率

2.5%、2021年1月償還)価格は0.085ポイント上げ93.41。ドイ ツ2年債利回りは5bp低下の1.40%。

ギリシャ国債相場は7営業日続落。同10年債利回りは前日比10 bp上昇の11.51%と、先月28日以来の高水準を付けた。

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