住友と三井、ロシア東部サハでのレアアース開発で協議中-共和国首脳

ロシア連邦サハ共和国のエゴー ル・ボリソフ大統領は11日、住友商事と三井物産がロシア東部でのレ アアース(希土類)開発を目指し、当局と協議中であることを明らか にした。ロシアは中国が事実上独占するレアアース市場への参入を狙 っている。

ボリソフ氏はロシア中央部にあるウファでインタビューに応じ、 「三井と住友はサハでニオブとスカンジウムを生産することに関心を 示した」と発言。「両社は将来性があることを理解している」と述べ た。同氏は当地でメドベージェフ大統領と会談した。モスクワと東京 の両社関係者はコメントを控えた。

レアアースとは17元素の総称で、電気自動車やノートブック型 パソコン(PC)、ミサイル誘導システムに使用されている。中国が 昨年7月にレアアース輸出枠を70%余り削減したことを受け、価格は 高騰した。米国政府のデータによると、2009年の世界全体のレアアー ス供給量に中国が占める割合は97%だった。

サハ共和国はインドとほぼ同規模の面積で、人口は100万人未満。 ボリソフ氏は、サハのレアアース埋蔵量が恐らく大半のアナリスト予 想を上回っていると発言。具体的な数値は明らかにしなかった。米国 政府によると、ロシアのレアアース埋蔵量は中国に次いで世界2位の 規模ながら、生産は少量にとどまっている。

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