欧州株(10日):3日続落、インフレ懸念で-エールフランス安い

欧州株式相場は3日続落。世界 的なインフレ加速に伴い、借り入れコストが上昇するとの懸念が強ま ったことが背景にある。

仏蘭系航空会社のエールフランス・KLMグループは7.7%下げ た。昨年10-12月(第4四半期)の損益が予想に反して赤字となっ たことが嫌気された。銀行株では、スイスのクレディ・スイス・グル ープと、デンマークのダンスケ銀行が売りを浴びた。両行の利益がア ナリスト予想を下回ったことが売りを誘った。

一方、ドイツ取引所は4.6%上昇。ニューヨーク証券取引所(N YSE)などを運営するNYSEユーロネクストの買収に向けて協議 中であると明らかにしたことが手掛かり。

ストックス欧州600指数は前日比0.2%安の286.78で終了。 景気回復が加速するとの楽観に加え、欧州の各国政府がユーロ圏の高 債務国支援に向けた政策を導入したことから、同指数は今週初めに 2008年9月以来の高値に達していた。

アセナゴン(ミュンヘン)のチーフエコノミスト、マーティン・ ヒューフナー氏は、「機関投資家が過去数日間、インフレ懸念から株 式を売却した」と述べ、「景気回復に対する楽観は行き過ぎの可 能性がある。新興国市場の株価動向も若干懸念している」と続けた。

10日の西欧市場では18カ国中14カ国で主要株価指数が下落。 ギリシャのアテネ総合指数は3.5%下げた。

クレディ・スイスは5.8%安と、昨年5月以降で最大の値下がり。 ダンスケ銀は11%の急落となった。

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