エジプトの与野党協議が難航-国民進歩統一党が離脱、軍介入をけん制

エジプト野党の国民進歩統一党 (タガンマア党)は、エジプト政治体制の将来に関する政府との協議 から離脱したことを明らかにした。混乱回避へ軍が介入する可能性が あるとのアブルゲイト外相の発言がきっかけ。

国民進歩統一党のザキ報道官は電話インタビューで、「対話を続 けることはできない」と発言。「このような脅しの下で対話に参加す るのは不可能だ。政権は国民による最小限の要求にすら応えなかった」 と述べた。同政党はエジプト人民議会(公選議席508議席)で5議席 を有しており、選挙への参加が認められている数少ない野党勢力の1 つ。

アブルゲイト外相の軍に関する発言の背景には、ムバラク大統領 の退陣を求めるデモ隊の要求にエジプト政府が十分に対応していない と、オバマ政権が批判したことがある。

同外相はアラブ首長国連邦(UAE)の衛星テレビ、アルアラビ ーヤとのインタビューで、軍は「向こう見ずな人々」による権力掌握 からエジプトを守る可能性がある。「軍は憲法の擁護を強いられる」 ほか、「エジプト国家の安全保障を強いられる」と話した。「このた め、極めて危険な状況に陥るだろう」と続けた。

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