英中銀:資産購入規模と政策金利を維持-景気回復支援を重視

イングランド銀行(英中央銀行) は10日の金融政策委員会(MPC)で、政策金利を過去最低に据 え置くとともに、資産買い取りプログラムを維持することも決めた。 インフレ率が2年ぶり高水準に達することが予想されるものの、景 気回復を支えることの方を重視した形だ。

キング総裁ら9人から成るMPCがレポ金利を過去最低の

0.5%に据え置いた。資産買い取りもこれまでの2000億ポンド(約 26兆6000億円)規模で維持することを決めた。ブルームバーグ・ ニュースがまとめたエコノミスト調査では、62人全員金利据え置き を予想。別の調査では、38人全員が買い取り規模維持の予想を示し ていた。

英中銀は、マイナス成長となった昨年10-12月(第4四半期) からの回復の度合いを示す公式データが整うまで、事態を静観する 可能性もある。投資家は当局がインフレ抑制のため6月までに利上 げに踏み切るとの観測を強めている。元MPC委員のディアンヌ・ ジュリアス氏とケイト・バーカー氏は、英中銀の政策姿勢が信頼性 を損ねたと発言していた。

BNPパリバのエコノミスト、アラン・クラーク氏(ロンドン 在勤)は、「10-12月期の景気の弱さは恐らく一時的なものだろう。 中銀にとって、問題はいつ利上げするかであって、するかしないか ではない」と述べ、「金利は極端な緊急時向け水準にあるが、緊急時 は過ぎ去った。当社は8月の利上げを見込んでいるが、それよりも 早まるリスクはある」と続けた。

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