IEA:世界石油需要見通し引き上げ-2年ぶり低水準の先進国在庫で

国際エネルギー機関(IEA)は 10日、今年の世界の石油需要見通しを5カ月連続で引き上げた。先進 国の在庫が2年ぶり低水準に落ち込んだと指摘した。

IEAは月報で、2011年の世界の石油消費は平均で日量8930万 バレルと、前年比で150万バレル(1.7%)増加するとの見通しを示し た。前月の予想から14万バレル上方修正した。アジアの新興国に加え、 北米で回復の兆しが見られることが要因という。「現物相場の供給は著 しく減少している」と指摘している。

IEAによると、経済協力開発機構(OECD)加盟国の企業が保 有する石油在庫は、昨年12月に26億7000万バレルと、5560万バレ ル減少した。石油備蓄は2年ぶり低水準の57.5日分で、「5年平均に かなり近い」と説明した。

また、需要を賄うため石油輸出国機構(OPEC)は2990万バレ ル供給する必要があるとし、前月の予測から10万バレル増産するよう 呼び掛けた。OPEC加盟国の1月の産油量は2985万バレルだった。

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