野田財務相: 国際通貨制度が大きな課題になる-G20

野田佳彦財務相は10日午後の閣議 後会見で、今月パリで開催される20カ国・地域(G20)財務相・中央 銀行総裁会議の議題について、「通貨の在り方や対外不均衡是正のため の経常収支を含めたガイドラインの議論、特に国際通貨制度が大きな 課題になるかもしれない」との見通しを示した。

また、米格付け会社ムーディーズ・インベスターズ・サービスが 日本国債格下げの可能性を示唆したことについては「民間の会社がど う考えているかに逐一コメントすることは避ける」とした上で、「財政 再建をやっていく、財政規律を守るというメッセージは常に市場に発 信し続けていかなければならない」と語った。

同社のシニアバイスプレジデント、トーマス・バーン氏は9日に 日本で行った記者会見で、菅政権が財政面の手当てを改善できなけれ ば格下げのリスクが増すとの見方を示していた。ムーディーズによる 日本国債の格付けは最上位から3番目の「Aa2」。

衆参両院で与野党の勢力が逆転している「ねじれ国会」下で来年 度予算の関連法案の成立が危ぶまれていることに対しては「予算と関 連法案が成立しなければこの国は立ち行かなくなる。それは避けなけ ればならない。野党のせいにはしない。ひたすら成立するために全力 を尽くす」と重ねて強調した。

一方で、自民党が提出した財政健全化責任法案については「財政 健全化しなければならないという意識は共通だ。賛成うんぬんは早い が、かみ合った議論は十分できる」との認識を示した。

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