米住宅差し押さえ件数、1月は4カ月連続で減少-リアルティトラック

米国の住宅差し押さえ件数は1月 に17%減少し、4カ月連続で前年同月を下回ったことが、米リアルテ ィトラックの調査で分かった。金融機関の差し押さえ慣行に対する司 法当局からの厳しい監視を受け、ローン返済の遅れている住宅所有者 への手続きが遅れているのが背景。

同社の10日の発表文によると、デフォルト(債務不履行)や競 売の通告を含む差し押さえ件数は計26万1333件。497世帯に1世 帯が差し押さえの対象となった。30万件を下回ったのは3カ月連続。 それ以前は1年8カ月連続で同水準を上回っていた。

リアルティトラックのジェームズ・サッカチオ最高経営責任者(C EO)は発表文で、「残念ながらこれは住宅市場の力強い回復の兆しと は言い難い。むしろ金融機関が不適切な差し押さえ処理に対する批判 を受けて、審査手続きで動きが取れなくなり、書類を再提出し、法律 上の主張を練り直していることの表れだ」と分析した。

全米50州は金融機関やローン回収業者による差し押さえ処理で 書類に不備があったり、適切な検証なく文書が大量に処理されたこと を受け、調査を進めている。一連の調査は昨年10月に始まった。同 年12月の差し押さえ件数は前年同月比26%減少し、リアルティトラ ックがデータ集計を開始した2005年1月以降で最大の落ち込みだっ た。

リアルティトラックによると、今年1月の差し押さえ件数は前月 比では1%増加した。

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