アジア株:下落、資源株が売られる-買収観測で豪ASXは上昇

10日のアジア株式相場は下落。 米国の高失業率や新興国のインフレ抑制策が世界の景気回復を妨げ るとの懸念が広がり、指標のMSCIアジア太平洋指数は今週に入 って3日目の下落となっている。

中国最大のエネルギー会社、ペトロチャイナ(中国石油)は香 港市場で2.1%下落。原油・金属の値下がりが響いた。中国政府系 の不動産会社チャイナ・リソーシズランド(華潤置地)は2.5%安。 一方、オーストラリアの証券取引所を運営するASXは4.7%高。 9日に欧州と北米で証券取引所の買収計画が発表されたことを受け、 豪当局がシンガポール取引所によるASX買収を承認するとの観測 が強まった。

英資産運用会社シュローダーのファンドマネジャー、リー・キ ンフェイ氏(シンガポール在勤)は「インフレ加速が続けばアジア の中央銀行が金融引き締めを積極化すると、投資家は懸念している」 と指摘。「それも、世界経済がまだ安定していない時期にだ」と付け 加えた。

MSCIアジア太平洋指数は日本時間午後3時2分現在、前日 比0.7%安の137.42。指数構成銘柄のうち、値上がりと値下がり の割合は約1対2。業種別指数は10業種全てが下落している。

日経平均株価の終値は前日比12円18銭(0.1%)安の1万605 円65銭。

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