ウェーバー総裁:ドイツ銀のCEOではなく会長が適任-市場関係者

ドイツ連邦銀行(中央銀行)のウ ェーバー総裁は、ドイツ銀行の最高経営責任者(CEO)でなく会長 にふさわしいと、アナリストらはみている。政界とのパイプはあるも のの、民間銀行での実務経験はないためとしている。

ウェーバー総裁(53)と9日に話をした関係者1人によると、同 総裁は年内に連銀を離れる予定で、欧州中央銀行(ECB)の次期総 裁レースから身を引いた。これを受け、ウェルト紙などドイツのメデ ィアは、同総裁が同国最大手行、ドイツ銀のヨゼフ・アッカーマンC EOの後任になるとの観測記事を掲載した。

メディオバンカのアナリスト、クリストファー・ウィーラー氏(ロ ンドン在勤)は、「ウェーバー総裁を会長に招くことができれば、うま くいくのは確実だろう。ドイツ国内に太いパイプを持つからだ」と指 摘。その上で「学識者にCEOとしてあれだけの規模の銀行を経営さ せるのは考えられない」と述べた。ウィーラー氏はドイツ銀の株式に 対する投資判断を「ニュートラル(中立)」としている。

ドイツ銀の広報、アーミン・ニーダーマイアー氏はコメントを控 えている。

ウェーバー総裁は04年の就任前、ボンやフランクフルトの大学で 金融政策と国際経済を教えていた。ドイツ銀の方針をよく知る関係者 2人は9日、同総裁をCEOに指名する公算は小さいと述べた。経験 がないことからドイツ銀の戦略遂行が困難である上、内部のCEO候 補者が社外に流出してしまうリスクがあるためだと話した。

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