エールフランス:10年10-12月は予想外の赤字-通期見通し下方修正

欧州最大の航空会社、エールフラ ンス・KLMの2010年10-12月(第3四半期)決算は予想外の赤字 となり、同社は通期の利益見通しを引き下げた。フランスの航空管制 官によるストライキと悪天候による欠航が響いた。

9日の発表資料によると、10-12月期の純損益は4600万ユーロ (約52億円)の赤字となった。前年同期は2億9500万ユーロの赤字。 アナリスト7人の予想平均は6000万ユーロの黒字だった。売上高は前 年同期比14%増の59億ユーロ。

11年3月通期については「営業損益の黒字」を目指すとした。従 来は3億ユーロ超の営業黒字を見込んでいた。競合他社の輸送能力増 強も売り上げに打撃を与えるとしている。

オド・セキュリティーズのアナリスト、ヤン・デロクル氏(パリ 在勤)は、「悪天候の影響は予想よりかなり大きかった」と指摘。「輸 送能力が過剰の状況は間違いなく懸念材料でマイナス要因だ」と述べ た。同氏はエールフランス・KLMの投資判断を「買い」としている。

昨年10月のストと、12月に欧州北部と米国を襲った豪雪で同社 は6900便が欠航となった。9日の発表によると、こうした混乱で失わ れた収入は1億ユーロ。一方、航空貨物事業の売上高は前年同期比 28%増の8億3000万ユーロと、欠航の影響をほとんど受けなかった。

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE