ツムラ株昨年8月来高値、「大建中湯」など漢方薬伸び業績上振れ期待

医療用漢方薬最大手のツムラ株が 一時前日比3%高の2678円と続伸し、昨年8月30日以来の高値を付 けた。「大建中湯」や「六君子湯」などの主力漢方薬が好調に推移して おり、2010年4-12月の連結純利益は14%増となった。通期計画に 対する進ちょく率も高く、今後の業績上振れを見込む買いが先行した。

同社が9日に示した4-12月期の連結純利益は、前年同期比14% 増の98億円。医師や患者の漢方薬に対する理解が深まった結果、医療 用漢方薬市場全体の売上高が3.6%増加、ツムラの連結売上高も同

1.4%増の714億円に拡大した。

会社側は、通期(11年3月期)の連結純利益予想は前期比7.4% 増の115億円で据え置いた。同社広報担当の中島実氏は、「風邪の流行 の度合いや花粉症の規模など変動要因が多いため、従来の予想値を据 え置くことにした」と説明。業績上振れは可能だが、「今のところ上方 修正基準(売上高1割、利益3割)には届かない」とみているという。

ブルームバーグ・データによると、担当アナリスト8人の純利益 予想値の平均は119億円。みずほ証券は9日付で、投資判断「アウト パフォーム」と目標株価3700円を継続した。

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