NY原油時間外:6日ぶり上昇-エジプトの反政府デモ計画で

ニューヨーク原油先物相場は10 日の時間外取引で6営業日ぶりに上昇。エジプトでの反政府デモがエ スカレートしそうなことから、中東からの原油供給が阻害されるとの 懸念が再燃した。

原油相場は一時、0.4%上昇した。カイロのタハリール広場で11 日予定されている抗議行動に多数の参加者が集まる準備をしている。 ニューヨークの原油先物の北海ブレント原油に対する割安度は縮小し た。米エネルギー省が9日発表した在庫統計によると、ウェスト・テ キサス・インターミディエート(WTI)受け渡し点であるオクラホ マ州クッシングの在庫が減少した。中国・人民元がドルに対して17 年ぶりの高値に近付いたことで、中国の原油輸入が割安になるとの見 方も相場を押し上げた。

未来アセット(香港)の地域エネルギー調査責任者、ゴードン・ クワン氏は「スエズ運河が閉鎖される懸念はやや弱まっているが、エ ジプトの政情不安では何が起きるか分からない。アジアの通貨は対ド ルで上昇しており、原油だけではなく全ての商品に影響を与えている」 と述べた。

ニューヨーク商業取引所(NYMEX)の原油先物3月限は一時、 36セント高の1バレル=87.07ドルを付けた。シンガポール時間午後 1時39分(日本時間同2時39分)現在、87.02ドルで推移している。 前日の通常取引は23セント安の86.71ドルで引けた。終値としては1 月27日以来の安値。前年同期比では17%の上昇。

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