カルソカン株が2年7カ月ぶり高値、生産増え利益予想増額

日産自動車系で最大の部品会社、 カルソニックカンセイの株価が一時前日比8.8%高の397円と急伸し、 2008年7月以来2年7カ月ぶりの高値となった。車両生産台数の増加 やコスト削減効果から、会社側は今期(11年3月期)利益予想を上方 修正した。修正幅が大きいとして、買いが先行している。

会社側が9日発表した業績予想修正によると、今期の連結営業損益 は200億円の黒字(前期は56億9900万円の赤字)となる見込み。従来 予想は150億円の黒字で、33%の上振れ。世界景気の下振れや円高に対 する懸念が和らいだことも一因という。10年4-12月の営業損益は 151億200万円の黒字と、前年同期(82億7700万円の赤字)から大き く改善した。

日興コーディアル証券の忍足孝男アナリストは投資家向けメモで、 日産の自動車販売の好調が続いているほか、受注品目数の多い「マイク ラ」の生産がメキシコで始まることも寄与するとし、「同社の業績は当 面順調に推移すると考えられる。計画の増額修正をポジティブに見る」 としていた。

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