米銀ウェルズFのアトキンスCFOが辞任-後任にスローンCAO

資産規模で米銀4位のウェルズ・ ファーゴのハワード・アトキンス最高財務責任者(CFO)が個人的 理由で辞任した。無給休暇後に退職する。後任にはティモシー・スロ ーン最高総務責任者(CAO)が就く予定。これを受けて株価は一時

3.5%下落した。

ウェルズ・ファーゴは8日の発表資料で、アトキンス氏のCFO 辞任は「当行の財務状況や決算発表とは無関係」だと説明。広報担当 のオスカー・スリス氏がインタビューで語ったところによれば、今週 60歳となるアトキンス氏は、在籍10年の社員向け手当の資格が得ら れる8月6日付で退職する。また、退職まで無給なのは、個人的理由 で休暇を取得する幹部は「一般的に」報酬を受け取らないためという。

デラウェア大学のワインバーグ・センター・フォー・コーポレー ト・ガバナンスのディレクター、チャールズ・エルソン氏は今回の人 事について、「かなり唐突で、理由が不可解だ」と指摘。「CFOは 通常、こうした形では辞任しない」と述べた。

ウェルズ・ファーゴの2010年通期の純利益は過去最高の124億 ドル(約1兆210億円)だった。01年7月にCFOに指名されたア トキンス氏は、08年の金融危機の際に経営破たんの瀬戸際に置かれて いたワコビア買収の成功を主導した。

9日のニューヨーク株式市場で、ウェルズ・ファーゴ株は一時、 前日比3.5%安の32.90ドルを付けた。9日終値は同2.8%安の

33.13ドル。

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