シカゴ穀物:軒並み上昇、08年以来の高値-世界の供給減見通しで

シカゴ市場ではトウモロコシや小 麦、大豆先物が軒並み上昇し、2008年以来の高値に達した。米政府が 発表した需給統計で生産高見通しが引き下げられる一方、需要増が予想 され、食料価格が高騰するなか世界の在庫が減少するとの見方が高まっ たことが要因。

米農務省(USDA)は今年の収穫前の在庫見通しを引き下げ、 これら3種の穀物の世界の収穫高が2.2%落ち込むとの見通しを示し た。世界景気が過去70年で最悪のリセッション(景気後退)から回復 するなか、ロシアやウクライナなど欧州の干ばつと米国やカナダ、オ ーストラリアでの天候不順で穀物生産高は減少した。

食品成分関連の販売・顧問会社インターナショナル・フード・プロ ダクツ(セントルイス)の商品調達担当スペシャリスト、スティーブ・ ニコルソン氏はUSDAの発表を前に「供給面で問題のない穀物は1つ もない」と指摘。「生産は需要に追い付いておらず、世界の食料危機を 悪化させている」との見方を示した。

飼料やエタノールの原料となるトウモロコシの価格は過去1年間に 95%、小麦は84%、大豆は57%、それぞれ上昇している。コメ先物は この日、2年3カ月ぶりの高値に達した。

シカゴ商品取引所(CBOT)のトウモロコシ先物3月限は、前日 比24.25セント(3.6%)高の1ブッシェル当たり6.98ドル。一時は

7.0075ドルと、中心限月としては08年7月以来の高値を付けた。

小麦先物3月限は11.75セント(1.3%)高の同8.86ドル。一時

8.9325ドルと、08年8月以来の高値に達した。大豆先物3月限は

16.75セント(1.2%)高の同14.51ドル。一時は14.5575ドルと、 08年7月以来の高値を付けた。

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