ブラジル株:昨年11月以来の大幅安、商品相場安と財政削減計画で

9日のブラジル株式市場では、指標 のボベスパ指数が昨年11月以来の大幅安。商品相場の下落に加え、こ の日発表された政府の財政削減計画が、インフレ高進による企業収益 圧迫への懸念を払拭(ふっしょく)できなかったことからほぼ全面安 となった。

住宅建設のMRVエンジェニャリア・エ・パルチシパソンエスと 衣料小売りのロジャス・レナーを中心に、与信拡大で恩恵を受ける銘 柄が安い。金属相場の下落を受け、鉄鉱石生産で世界最大手のヴァー レも値下がり。ブラジル3位の鉄鋼メーカー、コンパニア・シデルル ジカ・ナシオナル(CSN)は昨年6月以来の大幅安となった。豪リ バーズデール・マイニングへの出資比率を引き上げたことが嫌気され た。

ボベスパ指数は前日比2.4%安の64217.52で終了。同指数構成銘 柄のうち値下がりは66銘柄、値上がりは3銘柄。通貨レアルは0.3% 高の1ドル=1.6593レアル。

マンテガ財務相はこの日、今年の予算を500億レアル(約2兆4800 億円)削減する方針を示した。ブラジル中央銀行によるインフレ抑制 と金利引き下げを支援するのが狙い。同財務相は、世界金融危機のさ なか、2009、10両年に導入されたすべての景気刺激策を引き揚げると 語った。

BNYメロンARX(リオデジャネイロ)のエコノミスト、アレ シャンドレ・サンタナ氏は、予算削減額は既に織り込み済みであり、 市場は具体的な削減方法が来週明らかにされるのを待っていると述べ た。

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