米シスコ11-1月:粗利益率が市場予想下回る-開発費増で

ネットワーク機器最大手、米シスコ システムズの2010年11月-11年1月(第2四半期)決算は、粗利益 率がアナリスト予想を下回った。製品開発費が増えたほか、競合他社 が安い価格で製品を販売したことが響いた。

シスコの9日の発表によると、粗利益率は62.4%に低下した。こ れは、ブルームバーグがまとめた予想平均63.3%を下回る水準だ。

11-1月期は研究開発(R&D)費が19%増、販売・マーケティ ング費用が15%増と、売り上げの伸び(6%)を上回るペースで増え た。シスコは値下げに加え、代金支払い期間の長期化など顧客により 良い条件を提示することになるのではないかと、RBCキャピタル・ マーケッツのアナリスト、マーク・スー氏(ニューヨーク在勤)は指 摘する。

スー氏は「粗利益率は大幅に低下した」とし、「需要が改善しつつ あることは分かっているが、シスコはその流れに乗ることができるだ ろうか。それ相応の分け前を得るには値下げに頼らざるを得ないので はないか」と語った。

シスコの株価は時間外取引で一時、10.3%安の19.77ドルに下落。 通常取引終値は前日比5セント高の22.04ドルだった。

シスコは同日の電話会議で、2-4月(第3四半期)の一部項目 を除いた1株利益が35-38セントになるとの見通しを示した。アナリ スト予想平均は40セント。売上高については前年同期比4-6%増と 予想した。これは108億-110億ドル(約8900-9070億円)に相当す る。アナリスト予想平均では109億ドルが見込まれていた。

11-1月期は、一部項目を除いた1株利益が37セントとなり、ブ ルームバーグがまとめたアナリスト予想平均35セントを上回った。売 上高は104億ドルで、これもアナリスト予想平均の102億ドルを上回 った。

純利益は15億2000万ドル(1株当たり27セント)と、前年同期 の18億5000万ドル(同32セント)から減少した。

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE