欧州債:独国債が下落-ECB総裁めぐる憶測も利上げ見通し変わらず

欧州債市場ではドイツ国債相場が 下落。欧州中央銀行(ECB)のトリシェ総裁の後任をめぐる憶測が 飛び交ったものの、年内の利上げ見通しに影響しなかった。

ドイツ10年債利回りは約1年ぶり高水準を付けた。この日発表さ れた昨年12月のドイツ輸出が増加したことから、景気回復が継続する との兆候が強まった。ドイツ連邦銀行(中央銀行)のウェーバー総裁 がECBの次期総裁選びのレースから離脱するとロイター通信が報じ たほか、ウェーバー総裁が再任を目指さない可能性があると独連銀当 局者が示唆したことから、ドイツ国債相場は落ち着かない展開となっ た。

コメルツ銀行の債券ストラテジスト、デービッド・シュナウツ氏 (ロンドン在勤)は、「ウェーバー総裁のタカ派としての評判を考慮 すると、特に短期債利回りで反射的な反応が見られた」と述べ、ウェ ーバー総裁が辞任した場合でも、「機関としてのECBの金融政策の 姿勢は変わらないだろう。実体経済の活動がかなり堅調に推移すると の見方が強く、これが利上げ見通しを堅固なものにしている」と続け た。

ロンドン時間午後4時39分現在、ドイツ10年債利回りは5ベー シスポイント(bp、1bp=0.01%)上昇し3.31%。一時は

3.318%まで上げ、2010年1月14日以来の高水準を付けた。同国債 (表面利率2.5%、2021年1月償還)価格は0.42ポイント下げ

93.28。ドイツ2年債利回りは1bp上昇の1.45%。1.48%まで上 昇する場面もあった。

ドイツ連邦統計庁がこの日発表した12月の同国輸出は前月比

0.5%増加した。

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