神戸製鋼の保証コストが縮小、住金会長の発言受け-CDS取引

9日のクレジット・デフォルト・ス ワップ(CDS)市場では、神戸製鋼所のCDSの保証コストが、住友 金属工業の下妻博会長の発言を受けて縮小した。

複数のトレーダーによると、神鋼の5年物は80ベーシスポイント (1bp=0.01%)、82bpで取引された。前日のCMAニューヨーク終値 (気配値中値)は86.37bpだった。市場では、住金の下妻会長が神鋼と の経営統合の可能性を匂わせる内容だったことから、誤解して売り急い だとみられている。同社の株価も一時は5%以上、上昇した。

下妻会長は9日午前、京都市内で報道陣に対し、神鋼との経営統合 の可能性について、事業構成が異なることを理由に、現段階で神戸鋼が 統合の対象になるのは難しいとの認識を示した上で「神戸さんが鉄を離 して鉄を一体化するようなご決断ができれば違うストーリーができる」 と語った。

複数のトレーダーによると、新日本製鉄と住友金属工業の合併発表 以来、縮小傾向にあった鉄鋼メーカーはほぼ横ばいで推移。JFEスチ ールは75bp(前日の終値気配は74.53bp)、住友金属工業は69bp(同

68.335bp)だった。

日本の投資適格級発行体で構成するマークイットiTraxx指数 は102bpで取引が確認され、1カ月ぶりに100bpを割りこんだ2日前か ら上振れしている。ドル建て日本ソブリンの5年物も77bp(同75.25bp) とほぼ横ばい。

--取材協力 大阪 堀江政嗣 Editor: Hidekiyo Sakihama

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