ピカソが愛人描いた絵画、33.4億円で落札-目肥える新興国の買い手

パブロ・ピカソが愛人を描いた絵 画が8日夜、2520万ポンド(約33億4000万円)で落札された。価 値の高い美術品は目の肥えた入札者を引き付けた。

サザビーズがロンドンで開催したオークションで落札されたピカソ の「ラ・レクチュール(読書)」の予想価格は1200万-1800万ポン ドだった。印象派の絵画や現代美術42点のうちアルベルト・ジャコメ ッティのブロンズ像を含む10点が落札されなかった。

ピムズギャラリーのディーラー、アラン・ホバート氏はインタビュ ーで「オークションは素晴らしいというわけではないがまあまあの結果 だった」と述べ、「競売会社は美術品を見つけ出すのに苦労している。 富裕層の収集家は手に入れた美術品を手放そうとしない。価格が高騰す れば市場参加者の目は肥えてくる」と指摘した。

ディーラーらによると、ピカソなど有名現代画家の名画はロシアや アジア、中東など新興国の投資を意識する新たな買い手を引き付けてい る。えり好みする買い手はその他の出品作については入札を控えた。昨 年開かれた同様のオークションでは落札総額が2倍に上り、ジャコメッ ティの別のブロンズ像がこの芸術家としては最高の6500万ポンドで落 札されている。

今回落札されたのは、ピカソが、膝の上に本を置き椅子に座って眠 っている金髪の愛人マリー・テレーズ・ワルテルを描いた作品。ロシア 人の顧客の代行を務めるサザビーズ・ヨーロッパのマーク・ポルテ ィモア副会長が、電話で落札した。同社の印象派・現代美術担当のヘレ ナ・ニューマン会長によると、「世界各地」から7人が入札した。

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE