パリの小麦価格、シカゴを20%上回る-北アフリカ諸国の需要急増で

フランスと米国の小麦の価格差が 過去3年で最大の水準近くまで広がっている。食料価格の高騰を背景に 抗議行動の拡大を食い止めようとする北アフリカ諸国政府の需要が急増 しているため、価格差はさらに広がる可能性が高い。

穀物販売について約2000カ所の農場に助言を行うアグリテル(パ リ)のコンサルタント、ゴーティエ・ルモルガット氏によると、パリの NYSEユーロネクストの小麦価格はシカゴ商品取引所(CBOT)を 20%上回っている。フランスの主要穀物ターミナル、ルーアン港の小麦 価格は2カ月ぶりの高値に達した。同港のデータによると、ここからア ルジェリアやエジプト、モロッコなどに輸出される。

オフル・エ・ドゥマンデ・アグリコル(ブールジュ)の小麦アナリ スト、アレクサンドル・マリー氏は「世界有数の小麦輸入国であるアル ジェリアは、国民の食糧安全保障を脅かすわけにはいかない」と指摘。 「備蓄が早急に必要な際には、地理的な位置が事態に影響を及ぼす」と の見方を示した。同社は5000カ所以上の農場を対象に穀物販売に関し てアドバイスしている。

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