日信号株急落、国内案件低調で一転営業減益-テーマに本業追い付かず

信号会社首位、日本信号の株価が一 時前日比9.2%安の645円と急落。駅務自動化装置を中心とするAFC の低調などから、今期(2011年3月期)連結営業利益は一転して減益 見通しとなった。インフラ輸出のテーマ性から株価が上昇していたもの の、本業が追い付いていないことで失望売りが優勢となった。

同社が8日に発表した業績予想修正によると、今期連結営業利益は 前期比20%減の46億円となる見込み。従来予想は同4.6%増の60億円 だった。従来製品の更新見送りの動きがICTソリューション事業のA FCで出ているほか、生産工程中心に乱れが発生したことも影響する。

コスモ証券の西川裕康アナリストは「案件の端境期から国内で本業 が伸びていないうえ、期待された海外案件も収益化せず案件も小粒で、 本業をカバーするには至っていない」と語る。株式市場では海外へのイ ンフラ輸出の恩恵を受けるとの期待感があったとし、「テーマで先走っ たが業績面は期待に追いついていない。来期の業績も厳しいだろう」と の見方を示した。

日信号のCSR・人材統括部の白橋裕氏は「AFCでのICカード の全国規格の調整が想定より遅れているほか、駐車場システムを中心と する制御機器も予想していたほど市場が回復しなかった」と述べた。生 産工程などに悪影響を与えたという10年7月に導入した統合基幹業務 システムの初期不良については、「納入側と社内側の両方に問題があっ た」としている。

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