日触媒株3年ぶり高値、化学品好調で業績増額-アクリル酸市況上昇

化学メーカー大手の日本触媒株が一 時前日比5.7%高の989円と急反発。2008年1月15日以来、約3年1 カ月ぶりの高値を付けた。アクリル酸市況の上昇に加え、機能性化学 品事業が拡大、8日に通期(2011年3月期)業績予想を増額修正した ことが好感された。

新しい通期業績予想は、本業のもうけを示す連結営業利益が前期 比2.1倍の290億円。前回予想の235億円から23%の上積みとなる。 1-3月(第4四半期)の業績前提条件を1ドル=80円、1ユーロ= 110円、ナフサ価格を1キロリットル=5万2000円と設定したが、1 -3月で71億円(前年同期比2.8倍)の利益確保が可能と見込む。

クレディ・スイス証券の澤砥正美シニアアナリストは、日触媒の 基礎化学品事業の中核を占めるアクリル酸エステルの市況が足元で強 含んでいる、と指摘。「需要が強いので、市況は少なくとも11年の年 央まで強いと予想できる。会社側の今期営業利益目標290億円の達成 は十分可能」との見方を示した。

同証では8日付で、日触媒株の目標株価を800円から910円に引 き上げた。投資判断は「中立」を継続。

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE