アマゾン先住民、熱帯雨林のダム建設に反対しデモ-完成なら世界3位

ブラジルの首都ブラジリアで、伝 統的なボディーペインティングを施し、やりを持ったアマゾン先住民の インディアン約200人が、熱帯雨林で計画されている110億ドル(約 9100億円)規模のベロモンテ水力発電ダム建設に反対するデモ行進を 行った。このダムは、完成すれば世界3位の規模となる。

赤と黒のペインティングを施したインディアンたちは議会と大統領 府の前でスローガンを唱え、50万人が署名した請願書をルセフ大統領 に手渡した。エネルギー省ではシングー川周辺地域の開発に反対する抗 議行動を計画している。

開発区域で妻と6人の息子、23人の孫とともに暮らすカシーキ・ タクマレさんは「われわれはシングー川を今のままの状態にしておくよ う望んでいる。家族全員がそこで住んでおりここより良い場所はない」 と語った。

ベロモンテダム開発により、熱帯雨林516平方キロメートルが浸水 するほか約1000人のインディアンが移転する必要があるとされている。 環境面の被害を懸念し、映画「アバター」のジェームズ・キャメロン監 督も昨年、このプロジェクトを批判した。ダム建設は、ブラジルが急速 な経済成長を遂げるなか、エネルギー供給拡大を目指す政府の計画の一 環。

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE