欧州救済基金を「銀行」に衣替え、オペ資金で国債購入も-EBC

【記者:Gabi Thesing】

2月8日(ブルームバーグ):欧州連合(EU)が高債務国の救済 基金として設立した欧州金融安定ファシリティー(EFSF)を銀行 に転換し、欧州中央銀行(ECB)が財政危機緩和のために行ってい る国債の購入を引き継ぐべきだという声が金融業界から上がっている。

欧州金融アナリスト協会連合会の欧州債券委員会(EBC)のク リス・ゴールデン委員長はロンドンで8日、EFSFによるユーロ圏 諸国の国債購入について、「専らその財源の制限の範囲内で資金が手 当てされることになる」と指摘。「現在あるいは今後想定される財政 逼迫(ひっぱく)圧力の下で、国債購入の対象が大幅に拡大する可能 性がある」と警告した。

ゴールデン会長は、新たな機関が仕組み債の販売や自己資金のほ か、ECBのリファイナンシング・オペ(公開市場操作)を通じて供 給される資金を活用し、国債を購入するよう提案。EUによる欧州公 債管理機関の創設も提言した。ロンドンでのプレゼンテーションの内 容が電子メールで公表された。

EU首脳らは来月、EFSFに国債購入を認めることや、実際の 融資能力を4400億ユーロ(約49兆円)の保証枠に近づける提案など に基づき、EFSFの拡充策を決定する見通しだ。

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