トヨタ株高い-今期予想増額、急加速は電子制御系問題なし

トヨタ自動車の株価が高い。前日比

4.6%高の3650円で取引を開始し、一時は同5%高となった。トヨタ は前日、今期(2011年3月期)の連結業績予想を販売拡大や収益改善 策などにより上方修正した。また、トヨタの意図せぬ加速問題は、電 子系統の不具合ではなく機械的な欠陥が原因だったことが、米政府の 調査で明らかになった。

日興コーディアル証券エクイティ部の西広市部長は、トヨタ株の 上昇について「ADR(米国預託証券)の動きを好感したもの」と指 摘した。「米運輸省の発表も良いニュースではあったが、市場はトヨタ の業績がコンセンサスを上回ったことを重視している」と述べ、「決算 内容を好感したADRに追従したもの」とコメントした。

トヨタは8日、今期予想の売上高を従来の19兆円から19兆2000 億円(前期比1.3%増)、純利益を従来の3500億円から4900億円(前 期比2.3倍)に見直した。

また、米航空宇宙局(NASA)と米運輸省道路交通安全局(N HTSA)は8日、800万台以上のトヨタ車のリコール(無料の回収・ 修理)につながった不具合に関する10カ月にわたる調査結果を発表。 電子系統に原因は見つからなかったと明らかにした。安全強化を求め る団体や一部議員は電子系統の不具合が理由だと指摘していた。

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