横河電株は急反落、今期最終赤字見通しで期末無配-円高も

工業計器首位の横河電機が一時、前 日比8.7%安の676円と急反落。同社は8日、期末配当を無配にする と発表しており、足元の厳しい収益事情を懸念する売りが膨らんだ。

同社が8日の取引終了後に発表したリリースによると、今期(2011 年3月期)連結決算は25億円の最終赤字見通しであることなどを理由 に、未定としていた1株当たりの期末配当を無配にする。前期は2円。

また業績面では、制御事業で新興国向け需要が拡大したことなど で、10年10-12月の連結売上高は前年同期比9.8%増の752億円と増 収。計測機器事業の固定費、研究開発費削減を進めた効果もあり、営 業損益は8億4200万円の黒字と、前年同期の3億6900万円の赤字か ら改善したが、円高の影響で主力の制御事業では営業減益だった。

横河電広報IR室担当の植村公一氏によると、無配の理由となっ た通期最終赤字計画の大きな要因は、現段階で26億円強を見込む構造 改革費用。第3四半期には「マネジャーを対象に、企業など別のこと をしたい人を支援する拡大セカンドライフ制度を実施した」と言う。 また、円高の影響は1円当たり営業利益に4億円程度の影響を与える。 同社の年間平均の想定レートは1ドル=85円、下期82円。

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