ロンドン証取:カナダのTMXグループの買収交渉が進展

ロンドン証券取引所(LSE)は、 トロント証券取引所を所有する加TMXグループの買収に向けた交渉 を行っており、話し合いは進展した段階にある。実現すれば、時価総 額で世界8位の取引所が誕生する。

電子メールで配布された発表文によると、買収交渉ではLSEが 両社の相対的な時価総額と同様の比率で株式を発行することが想定さ れている。ブルームバーグの集計データによると、LSEの株式時価 総額は約24億2000万ポンド(約3200億円)で、TMXは30億カ ナダ・ドル(約2481億円)。

10年にわたる取引所同士の合併の波を受けた今回の買収交渉が まとまれば、一次産品を生産する企業が多く上場する取引所2カ所が 統合されることになる。ブルームバーグのデータによると、エネルギ ーと原材料関連企業の世界の株式時価総額に占める割合は22%だが、 英上場企業の時価総額の36%、カナダでは50%に上る。

LSEとTMXの株式などを含めて約10億カナダ・ドルを運用 するコールドウェル・セキュリティーズ(トロント)のトーマス・コ ールドウェル最高経営責任者(CEO)は、「世界最大の資源取引所が 誕生するという、非常に理にかなった動きと思われる」と述べ、「われ われは実は数カ月前にそのことを両社に勧めていた」と語った。

事情に詳しい関係者1人によると、LSEのグザビエ・ロレCE Oが合併新会社の経営に当たる。情報は公開されていないとして匿名 を条件に明らかにした。

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