ボストンのヘッジファンド社長が共謀者-米インサイダー取引捜査

米ボストンに本拠を置くヘッジファ ンドのオーナー兼社長が全米規模のインサイダー取引捜査で共謀者と して指摘されたことが、ニューヨーク連邦地検の提出した訴追請求状 で明らかになった。

7日に証券詐欺の罪を認めたノア・フリーマン容疑者に対する訴 追請求状によると、同容疑者は2008年まで勤務していた「ヘッジフ ァンドA」の社長兼オーナーである「CC-1」に内部情報を提供。 「フリーマン容疑者と共謀者はヘッジファンドAに勤務しながら内部 情報をCC-1に提供した。内部情報に全面的あるいは部分的に基づ いて公開企業の証券の取引を実行するのが目的だった」という。

ブルームバーグのデータによると、フリーマン容疑者は05年3 月-08年5月までボストンのソーナー・キャピタル・マネジメントの マネジングディレクターを務めていた。ソーナーは03年にニール・ ドルーカー氏が創業。09年の販売資料では、ドルーカー氏はゼネラル パートナー兼ポートフォリオマネジャーと説明されており、米証券取 引委員会(SEC)への06年3月の提出書類ではドルーカー氏が同 社の少なくとも75%を保有していたと記載されている。

ソーナーは電子メールで配布した発表文で「フリーマン氏による いかなる違法行為も認められたものではなく、ソーナーの知るところ ではない。ソーナーの知る限り、違法行為は経営陣やその他のソーナ ー従業員の関与なく行われた」と説明。「ソーナー・キャピタルにはイ ンサイダー取引に反対する強固な内部方針があり、社員はこうした方 針を全面的に順守することが期待されている」とした。

フリーマン容疑者はソーナーを退社して1カ月後にスティーブ ン・コーエン氏率いるSACキャピタルに移籍し、ボストン事務所で 10年1月までジュニア・ポートフォリオマネジャーを務めていた。訴 追請求状によれば、SAC在籍中もインサイダー取引に関与していた という。

同容疑者をSACは解雇済みだが、その理由は成績不振。同社の 広報担当、ジョナサン・ガスサルター氏が8日語った。

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