ブラジル株:1週間ぶり大幅高、金利先高観後退で銀行株が高い

8日のブラジル株式市場では、指標 のボベスパ指数がここ1週間で最大の上昇となり、約5カ月ぶり安値 圏から持ち直した。トレーダーらの間で金利先高観が後退し、与信拡 大の見通しが強まった。

時価総額で中南米最大の銀行、イタウ・ウニバンコ・ホールディ ングは5カ月ぶりの大幅高となり、金融株の上げを主導した。ロジャ ス・レナーとシレラ・ブラジル・レアルティを中心に小売株と住宅建 設株も買われた。

ボベスパ指数は前日比0.6%高の65771.33で終了。同指数構成銘 柄のうち値上がりは42銘柄、値下がりは26銘柄。通貨レアルは0.9% 高の1ドル=1.6646レアル。

ペンタゴノ・アセット・マネジメントで5000億レアル(約25億 円)相当の運用に携わるマルセロ・リベイロ氏(リオデジャネイロ在 勤)は、「金利先高観の低下は、常にリスク回避志向後退の兆候だ」と 指摘。一段の与信拡大見通しで銀行株が恩恵を受けていると述べた。

ルセフ政権による歳出削減計画がほぼ整いつつあるとの見方が広 がり、同国金利先物利回りは昨年10月以来最も低下した。2013年1 月限の利回りは17ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)低下の

12.68%となり、トレーダーらの金利先高観後退を示唆している。

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