米国株:続伸、マクドナルドなど消費関連株に買い (Update1)

米株式相場は上昇。ダウ工業株 30種平均は昨年7月以来最長の連続高となった。米週間小売売上高 の持ち直しを好感したほか、既存店売上高が予想を上回ったマクドナ ルドに買いが集まった。

マクドナルドは2.6%高。米国際ショッピングセンター評議会 (ICSC)が発表した週間小売売上高は5週ぶりのプラス。これを 背景に米百貨店のJCペニーやメーシーズも上昇した。S&P500種 株価指数の銀行株指数は業種別24指数の値上がり率トップ。RBC キャピタル・マーケッツは規制当局が銀行の増配をまもなく認める可 能性があると指摘した。住宅需要の回復を予想する声が相次ぐ中、S &P500種の住宅建設株指数も値上がりした。

ダウ工業株30種平均は前日比71.52ドル(0.6%)上昇の

12233.15ドルと、7営業日続伸。終値ベースでは2008年6月16 日以来の高値となった。S&P500種株価指数は0.4%高の

1324.57と、08年6月以来の高値。

サンアメリカ・アセット・マネジメントの運用担当者、スティー ブ・ニーメス氏は、企業業績は「事前予想よりもはるかに好調で、そ こそこの売上高や高い利益率に支えられている」と指摘。「これらは 米景気が回復の勢いを増している初期の兆しだ」と述べた。

企業のM&A(合併・買収)発表が相次いだことや、利益の改善 で楽観的な見方が広がるなか、米株式相場は前日にも上昇。S&P 500種は09年に付けた12年ぶり安値から95%上昇している。ブル ームバーグがまとめたデータによると、S&P500種銘柄で1月10 日以降に四半期決算を発表した企業のうち、1株当たり利益がアナリ スト予想を上回ったのは全体のほぼ4分の3となっている。

マクドナルドが好調

S&P500種構成銘柄の利益は2010年に29%増と、伸び率は 1995年以来の最大。ブルームバーグがまとめたアナリスト予想によ れば、今年は15%増が見込まれている。

消費者の裁量支出に依存する銘柄で構成される消費者サービス株 指数は1.2%高と、S&P500種の業種別10指数で値上がり率トッ プとなった。

マクドナルドは2.6%高と、ダウ30種平均の値上がり率トップ。 1月の世界既存店売上高は5.3%増加し、アナリスト予想も上回った。 アナリスト5人の予想中央値は4.5%増だった。欧州での売上高は 7%増と、過去1年で最大の伸びとなった。新メニューや朝食が好調 だった。

小売株指数は1.5%高と、S&P500種の業種別24指数で値上 がり率3位。ICSCが発表した5日終了週の小売売上高は前週比

2.2%増加した。前週までは4週連続で減少していた。JCペニーは

4.9%高。メーシーズは3.2%値上がり。

住宅建設株と銀行株

S&P500種の住宅建設株指数は構成12銘柄すべてが上昇した。 KBホームは4.6%、レナーは4.1%いずれも値上がり。

米国の大手住宅建設会社10社のうち6社の最高経営責任者(C EO)が、過去4週間に実施された電話会議で、今春に販売が回復す る可能性があると指摘した。春は住宅建設の書き入れ時とされている。 米ファニーメイ(連邦住宅抵当金庫)と全米抵当貸付銀行協会(MB A)の見通しによれば、新築住宅市場の回復は始まり、少なくとも 2012年いっぱいは続くもよう。

S&P500種の銀行株指数は昨年5月以来の高値に上昇。RBC のアナリスト、ジェラード・キャシディ氏は、2年前にストレステス ト(健全性審査)を政府に義務付けられた金融機関のうち、少なくと も7社は今四半期(1-3月)の増配に向けて必要な承認を得る可能 性があるとの見方を示した。この中にはバンク・オブ・ニューヨーク (BNY)メロンやキャピタル・ワン・ファイナンシャル、JPモル ガン・チェース、ステート・ストリートが含まれる可能性があるとし ている。

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