欧州救済基金、危機回避に十分な規模にならない-ドイツ銀ラスキン氏

欧州の救済基金を拡充し重債務国向 けの貸し出しを拡大しようとする試みは、欧州連合(EU)の危機を 回避するほど十分なものにはならないとの見方を、ドイツ銀行のG10 為替ストラテジーの世界責任者アラン・ラスキン氏(ニューヨーク在 勤)が示した。

ラスキン氏はブルームバーグテレビジョンの番組「ブルームバー グ・ミッドデー」でトム・キーン司会者のインタビューに応じ、「救済 基金を見直しても十分な規模になるとは思わない」と指摘。「債券購入 はギリシャや周辺国といったさまざま国の債務の動向を変えるのに十 分となるだろうか。どう考えても答えはノーだ」と語った。

ドイツやフランスなどの国については、米国と異なり、リセッシ ョン(景気後退)の間に失われた経済成長を取り戻していないとの見 方を示した。

またユーロ圏の借り入れコストの相違は、ユーロが1ユーロ=

1.20ドル台後半で取引される可能性を示唆していると指摘。8日時点 で10年物ドイツ国債利回りは3.26%、ギリシャ国債は11.2%、米国 債は3.71%となっている。

ユーロは8日、0.5%高の1ユーロ=1.3650ドル。年初来では対ド ルで2%上昇している。

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