アトランタ連銀総裁:景気腰折れ懸念には根拠―雇用回復鈍い

米アトランタ連銀のロックハート総 裁は8日、雇用の伸びが経済成長に比べて遅れていることを考えると、 米景気回復の腰折れに対する懸念には根拠があると述べた。

同総裁はアラバマ州アニストンで講演し、「メーンストリートは、 これまで6四半期続く緩やかな景気回復の持続性に加え、失業率の高 止まりやインフレ見通しを当然、懸念している」と言明。その上で、 こうした懸念は「企業投資や雇用、消費をある程度抑制し、それが合 体して成長率を下押しする相当なマイナス材料だ」と述べた。

ロックハート総裁はまた、失業問題は引き続き最大の懸念事項で あり、雇用の伸びは「いら立つほど遅い」と述べた。

同総裁は「労働市場の改善は、広範な景気回復に対して遅れを取 っている」と指摘、「失業率は今後数年で低下するだろうが、今年の雇 用の伸びは、早急な改善を見込めるほど力強くはないだろう」と続け た。

米景気拡大については、昨年末時点で上向いていたとし、「この緩 やかな成長ペース」が今年も継続する公算が大きいと述べた。

同総裁はまた、インフレ見通しについて、「向こう数年間にかけて 基調インフレ率は徐々に上昇し、2013年までに2%目標に合致するレ ンジに戻ると予想している」と指摘。他の一部FRB政策メンバーは インフレについて現在の私の予想よりもずっと懸念を抱いているかも しれないと述べた。

同総裁は講演後、記者団に対して、米連邦準備制度理事会(FR B)による6000億ドル(約49兆4000億円)の国債購入計画は完全に 実施され、予定通り終了するとの見通しを示した。

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