中国中銀にはまだ「大仕事」、利上げ後も預金金利はインフレ率下回る

中国人民銀行(中央銀行)は今後 数カ月に一段と利上げをする必要がありそうだ。8日に発表した利上 げ後も預金金利はインフレ率を下回り、家計の預金価値が目減りする 状態にあるためだ。

人民銀は8日、指標の1年物貸出基準金利は6.06%、1年物預金 金利を3.00%に9日から引き上げると発表した。それぞれ5.81%と

2.75%から引き上げた。

ソシエテ・ジェネラルのアジア担当チーフエコノミスト、グレ ン・マグワイヤ氏(香港在勤)は、「金利についてはまだ相当な大仕 事が残っている。サイクルのこの段階でまだ、預金金利が実質マイナ スという状態は警戒を要する」と述べた。

中国の政策金利はまだ危機前の水準に戻っていない。政府は10% 近い成長ペースを維持するため慎重に対応している。今年1-6月 (上期)に過熱リスクがあることから、当局は一段の利上げと預金準 備率引き上げを実施するだろうと、モルガン・スタンレーの香港在勤 エコノミスト、王慶氏は8日のリポートで記述した。

人民銀は1週間にわたる春節(旧正月)の連休の最終日に利上げ を発表した。来週発表される1月のインフレ率はブルームバーグ・ニ ュースがまとめたエコノミスト調査の中央値で5.3%と予想されてい る。

最大1.5ポイント引き上げか

BNPパリバの北京在勤エコノミスト、アイザック・メン氏は、 「引き締め加速」で政策金利が最大でさらに1.5ポイント引き上げら れると予想した。金融危機前の1年物貸出金利は7.47%だった。今回 の利上げ後の金利をまだ1.41ポイント上回る。

ドイツ銀行の大中華圏担当チーフエコノミスト、馬駿氏は、政府 は1月のインフレ率が高水準であることを承知していて行動したのだ ろうと述べた。来週は1月の輸出と生産者物価統計も発表される。

--Li Yanping, Kevin Hamlin, Marco Lui, Shamim Adam . Editors: Paul Panckhurst, Josh Fellman.

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Editor: Akiyo Kinoshita, Fumihiko Kasahara アムステルダム 木下 晶代 Akiyo Kinoshita +31-20-589-8544 akinoshita2@bloomberg.net 記事に関する記者への問い合わせ先: Li Yanping in Beijing at +86-10-6649-7568 or yli16@bloomberg.net 記事に関するエディターへの問い合わせ先: Paul Panckhurst in Hong Kong at +852-2977-6603 or ppanckhurst@bloomberg.net

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