アサヒ:11期最高益を予想、販促費減で今期純利益7.4%増

国内ビール首位のアサヒビールは、今 期(2011年12月期)連結純利益が前期比で7.4%増加する見通しを示し た。主力の酒類事業の減収を飲料・食品事業で穴埋めし、販売促進費削 減といった経費圧縮で増益を確保する。11期連続の過去最高益更新にな る。

8日開示した決算短信によると、今期純利益予想は570億円(前期実 績は531億円)。主力の酒類は0.6%減収だが、経費削減で営業増益を 確保する。アサヒ飲料などの飲料事業、アサヒフードアンドヘルスケア などの食品事業は増収増益を予想した。全体の売上高は1兆4900億円 と前期比横ばいの見通し。

酒類ではビールと発泡酒は減収で第三のビールは伸びる。販売促進費 では広告費削減の効果が大きい。配当は年23円を据え置く。記者会見 したアサヒの奥田好秀執行役員は今期について「国際事業の初の黒字化 やコスト削減努力もあり営業利益の増益を見込む」と述べた。営業利益 予想は12%増の1070億円。

アサヒは7月に純粋持ち株会社アサヒグループホールディングス(ア サヒHD)に移行することやアサヒHD社長に泉谷直木アサヒ社長が就 く人事も発表した。これでビール4社はすべて持ち株会社体制に移行す ることになる。

--取材協力 東京 藤村奈央子 Editor: Eijiro Ueno, Kenshiro Okimoto

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE