ヒロセ電株午後一転上昇、スマートフォン向け好調観測-業績底打ち

電子部品大手ヒロセ電機株は午後の 取引で値動きが一変、一時前日比5.3%高の9570円と急騰した。この 日午前11時から開催されたアナリスト説明会で、高機能携帯電話(ス マートフォン)向けにコネクター製品を納品していることが示唆され、 同領域での収益拡大などが見込まれた。

説明会に出席したTIWの岸和夫シニアアナリストによると、会 社側は、「当社がスマートフォン向けコネクターでトップシェアを有し ており、2位以下に2倍以上の差をつけている」と説明した。一部ア ナリストはこの発言を受け、米アップル社のスマートフォン「iPh one(アイフォーン)」にも納品していると解釈し、「憶測が広がっ たようだ」と岸氏は言う。

ヒロセ電広報IR担当の梅原由紀氏によると、スマートフォン向 けコネクターの納品先に関する質疑応答などはなかった。ヒロセ電が アップル向けに納品しているとの観測について、梅原氏は「顧客先情 報なので何もコメントできない」としている。

岸氏はこの日午後の株価上昇について、「業績は今下半期が底にな るとの見方が強まったためではないか」とみていた。

ヒロセ電株は、きょう午前の取引では一時3.2%安の8800円まで 下落。前日発表された昨年4-12月連結決算は、営業利益が前年同期 比21%伸びたが、10-12月で見ると同15%減ったため、減速の可能 性などが警戒されていた。ただ、会社側の詳細説明を受けて見直しの 動きが活発化した格好で、終値は1.8%高の9250円となった。

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