日航会長:3年と言わずめどが付いたら身を引く-新生日航

経営再建中の日本航空の稲盛和夫会 長は8日、日本記者クラブで講演し、4月1日から新会社として出発す る予定の日航の将来の経営陣については、企業再生支援機構が考えるこ ととの認識を示した。また、「私自身は3年と言わずめどが付いたら身 を引くつもり」との考えを明らかにした。

稲盛氏は、新生日航で自身が退いた後の会長職や次期社長などにつ いては、支援機構からの相談があれば助言はするつもりだが、原則的に は「1社で株主を務める支援機構が決めること」と語った。日航は単体 の航空会社として存続して全日本空輸と2社体制を維持し、国民が最適 な条件で飛行機を利用できるよう正しい競争するべきだとの自説をあら ためて強調した。

さらに、稲盛会長は、産業界全体にも言及し、新日本製鉄と住友金 属工業の合併検討の合意発表を受け「わが意を得たり」と思ったと明か し、これを契機に新たな日本企業の合従連衡を歓迎すると語った。韓国 や中国が大変な勢いで成長する一方で、日本経済がこの20年低迷してき ているのは、日本の経済界の「リーダーの不撓(ふとう)不屈の思いが 欠落していたため」と強調した。日本の経営者は勇気を持ってグローバ ル競争に勝ち抜ける日本企業を輩出するべきだとの持論を展開した。

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