スーパーボウル終わり、米住宅建設の季節到来-今年は強気見通し続々

米ナショナル・フットボールリー グ(NFL)の王座決定戦スーパーボウルが終了し、住宅建設業界の 幹部やエコノミストは、住宅建設需要の盛り上がりを予想している。 米国民がフットボールから、もう一つの国民的な楽しみである家探し に目を向けるからだ。

米住宅建設業界の上位10社のうち6社の最高経営責任者(CE O)は、過去4週間に開かれた電話会議で、売り上げが今春回復する との見通しを示した。春は伝統的に需要が最も高まる時期だ。ファニ ーメイ(連邦住宅抵当金庫)や全米抵当貸付銀行協会(MBA)など が示す住宅分野の見通しは、新築住宅市場が回復を始め、それが少な くとも2012年末まで続く可能性を示している。

新築住宅需要の持ち直しは、回復途上の米景気を押し上げる公算 が大きい。10年の米新築住宅販売は過去最低水準だった。米パルテノ ン・グループのエコノミスト、リチャード・デカーザー氏は、今年の 住宅建設業界が05年以降で初めて国内総生産(GDP)にプラスに 寄与すると予想している。

同氏はインタビューで、「この春の市場は、新築住宅の需給が潜 在的に改善しているとの見方を占う最初の試金石となるだろう」と指 摘。「目立った変化がなければ失望は大きくなる」と述べた。

全米ホームビルダー協会(NAHB)のチーフエコノミスト、デ ービッド・クロウ氏は、今年の新築住宅販売が前年比20%増の38万 5000戸になると予想。ファニーメイは同18%増、MBAは同10%増 との見通しを、それぞれウェブサイト上で示している。

春に占う

米ジョン・バーンズ・リアル・エステート・コンサルティングの ジョン・バーンズCEOによれば、春は住宅を探している人たちの購 入が増えやすい時期だ。9月に米国の学校の新学期が始まるため、7 月か8月までの完工を望むことが多いからだという。

同CEOはインタビューで、スーパーボウル後の週末は伝統的に 見込み客が物件を探し始める時期だと説明。「住宅建設業者にとって 良い週末となれば、良い春を迎えることができる。良い春が迎えられ れば、良い年になる。もう何年も繰り返されてきたことだ」と語った。

米商務省のデータによると、新築住宅販売が3月か4月に年間の ピークとなった年は、過去14年のうち12回ある。例外は、3月にイ ラク戦争が始まった03年と、住宅購入に関する税優遇措置の当初期 限が11月にあったため年後半に需要が盛り上がった09年の2回。

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