今年の商品投資リターン、新興市場株を上回る見通し-ソシエテG

商品の投資リターンは今年、中国や ブラジルなど新興市場の株式を上回るとソシエテ・ジェネラルが予想 している。インフレ圧力が株価の上昇を抑えるとみているためだ。

商品アナリストのジェレミー・フリーセン氏は、中国をはじめと する新興市場での原材料消費の伸びは、価格上昇にもかかわらず持続 するとみている。同氏はソシエテに移籍する前はモルガン・スタンレ ーでストラテジストを務めていた。中国株の指標である上海総合指数 は昨年14%下落。これに対して、商品19銘柄で構成するダウ・ジョ ーンズUBSコモディティー・トータル・リターン指数は17%上昇し た。

フリーセン氏は7日、香港から電話取材に応じ、「消費だけでなく 一次産品の生産能力への投資を合理化するため、商品価格は上昇する 必要が出てくるだろう」と指摘した。

調査会社EPFRグローバルが先週発表したところでは、投資家 はバリュエーション(株価評価)やインフレ圧力をめぐる懸念のため、 新興市場の株式に連動するファンドから資金を引き揚げている。EP FRによれば、2日までの1週間の全ての新興市場株式投信からの資 金流出額は過去3年で最大の70億ドル(約5760億円)を記録した。

フリーセン氏はまた、低金利と景気刺激策に言及し、「政策担当者 らが景気刺激に引き続きウエートを置く」と考えており、その場合は 商品価格の上昇が持続するとの見方を示した。

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