【テクニカル分析】米国株高にリスク、10年債利回り4%接近で

MFグローバルによると、10年物 米国債利回りが過去の米国株下落局面の直前の水準に接近しているた め、S&P500種株価指数の上昇はリスクにさらされる可能性がある。

MFグローバルのテクニカル分析担当共同責任者クレイグ・ペス キン、ジョン・コロボス両氏は、10年債利回りが4%に近付いている 点に言及し、同水準に近付くとS&P500種は過去2年間で4回中3 回は下落し始めたと指摘した。10年債利回りは7日に一時3.69%と、 昨年5月4日以来の高水準に達した。両氏は7日付リポートで、「利回 りが4%に近付くと、株式相場への悪影響に警戒が必要になる」と記 した。

同利回りが前回4%を上回ったのは昨年4月5日で、S&P500 種はその後約3週間で最大16%下落した。ブルームバーグとMFグロ ーバルのデータによれば、2009年3月に同指数が12年ぶりの安値か ら反発を開始して以来、10年債利回りが4%に接近したのはそれ以外 に3回あり、株価下落につながらなかったのは09年8月の時だけだっ た。

グラスキン・シェフ・アンド・アソシエーツのチーフエコノミス ト兼ストラテジストのデービッド・ローゼンバーグ氏は7日付のリポ ートで、「債券市場の大量売りが最終的に自律調整局面を迎えるのは、 株式市場に打撃が及び始めてからだ」と指摘。「4%は株式市場があま り友好的でない方向に反応する傾向がある利回り水準のようだ」と述 べた。

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