コエテクH株急落、ソーシャルゲームへの過度の期待後退-業績懸念

コーエーテクモホールディングス株 が一時、前日比6.8%安の640円と急反落した。2010年10-12月決算 でオンライン・モバイル事業の売り上げが予想されたほど伸びておら ず、ソーシャルゲームに対する過度の期待感が後退。今期(11年3月 期)利益計画の達成に不透明感が広がった。

会社側が7日の取引時間後に発表した10年4-12月の連結営業 赤字は9億3500万円だった。前年同期(18億4200万円の赤字)から 赤字幅は縮小したものの、ゲームソフト事業での開発費が先行したこ とや販売低調から赤字が継続した。通期の営業損益計画(40億円の黒 字)は据え置いた。

一方、市場での注目度が高いオンライン・モバイル事業部門は、 10月からソーシャルゲーム「100万人の三国志」のサービスを開始し、 4-12月売り上げが33億4800万円、営業利益は同5億円だった。独 立系株式調査会社TIWの鈴木崇生アナリストは、「決算数字を見る限 り、三国志を新たに投入した割にはソーシャルゲームの売り上げが直 前四半期に比べて伸びていない印象」との見方を示した。

コエテクH株は決算発表直前の7日の取引で、前日比6.4%高の 687円と終値で昨年5月来の高値水準を回復していた。「市場ではソー シャルゲーム事業の伸びへの期待感が強かっただけに、きょうの株価 はその反動が出ている。今期の全体の利益も、計画に対して下方修正 含み」と、鈴木氏は指摘している。

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