日ハム株が大幅高、食肉市況好転で業績予想増額-来期も増益を期待

日本ハムの株価が大幅続伸。一時、 前日比10%高の1239円と、2008年10月14日(11%高)以来、約2年 4カ月ぶりの日中上昇率を記録した。食肉事業の収益性改善などで、今 期(11年3月期)の連結営業増益幅が従来予想より拡大する見通しと なった。来期も増益基調が続くとの見方から買いが入っているようだ。

日ハムが7日の取引終了後に公表した10年4-12月決算は、本業 のもうけを示す連結営業利益は前年同期比30%増の303億円となった。 国内のファーム事業が改善したほか、輸入食肉販売の収益性も向上し、 食肉事業の部門営業益は同53%増の176億円に増大した。

業績好調を受け、会社側は通期の連結営業利益予想を270億円から 前期比25%増の310億円に増額修正、1株利益(EPS)予想も65円 83銭に引き上げた。11月の4-9月決算発表時には通期営業利益目標 を300億円から270億円に下方修正していた。このため、「食肉市況の 上昇で310億円に引き上げられたことはポジティブ・サプライズ」と東 海東京調査センターの角山智信シニアアナリストは指摘する。

角山氏は、12年3月期の連結営業利益350億円という中期経営計 画の達成が視野に入ったとし、「株価純資産倍率(PBR)1倍に向け て、株価の上昇余地は残っている」と述べた。7日終値のPBRは

0.88倍。

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