S&P:豪州には財政黒字化先送り余地-格付けに影響せず

米格付け会社スタンダード・アン ド・プアーズ(S&P)のソブリン格付け担当クレジットアナリスト、 キラン・カリー氏は、オーストラリアには2013年までに財政収支を黒 字化するとの目標を先送りし、2カ月に及ぶ災害からの復興費用を捻 出する余地があるとの認識を示した。同国の「AAA」の信用格付け も悪化させないと判断している。

カリー氏は8日、メルボルンからの電話インタビューで、豪政府 が復興費用のための借入金を増やし、財政黒字化目標を1年先送りし ても、同国の最高格付けに影響しないとの見方を示した。豪国債の過 去1年間のリターン(投資収益率)は、世界で最も高い水準だった。

カリー氏は「豪政府のバランスシートは、追加支出に耐えうるほ ど健全だ」と指摘した。

豪準備銀行(RBA、中央銀行)のワーウィック・マッキビン理 事はこれより先、同様の見解を表明していた。同理事は先月、洪水被 害からの復興資金確保に向け、ギラード豪首相が示した課税案よりも 借入金のほうが「ずっとましな手法だ」と述べ、借入金活用を呼び掛 けた。

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