【個別銘柄】KDDI、日ハム、日ケミコ、ローム、クボタ、鹿島

8日の日本株市場で株価材料の出た 銘柄の終値は以下の通り。

KDDI(9433):前日比5.8%高の50万6000円。クレディ・ス イス証券は7日、投資判断を「ニュートラル」から「アウトパフォー ム」、目標株価を46万円から65万円に引き上げた。スマートフォン (多機能携帯電話)戦略強化と社長交代を契機に、業績の下振れリスク が限定的と判断した、としている。

日本ハム(2282):6.6%高の1196円。食肉事業の収益性改善など で、今期(2011年3月期)の連結営業利益予想を従来の270億円から 前期比25%増の310億円に上方修正すると7日に発表。東海東京調査 センターの角山智信シニアアナリストは、12年3月期の営業利益350 億円という中期経営計画の達成が視野に入ったとし、PBR1倍に向け 株価の上昇余地は残るとの認識を示した。

博報堂DYホールディングス(2433):5%高の5060円。同社は 7日、発行済み株式総数の1.56%を上限に自社株買いを行うと発表。 株式需給の改善を見込んだ買いが入った。取得株数の上限は60万株、 金額の上限は32億円。取得期間は8日から4月28日まで。

日本ケミコン(6997):13%高の499円。一時17%高の513円と 08年5月16日以来、約2年9カ月ぶりの高値を付けた。新エネルギー 関連市場を中心とした産業機器向けが好調な上、操業度改善もあり、11 年3月期の連結純利益予想を従来比76%増の37億円に増額修正した。 前期は43億円の赤字。業績改善を評価する買いが膨らんだ。

日本電子材料(6855):7.8%高の634円。プローブカード「MC シリーズ」の本格量産開始による工場稼働率の向上や製品の原価率低減 などが貢献し、10年10-12月の連結営業損益は4億300万円の黒字に 転換した。前年同期は3000万円の赤字。足元の順調な業績を受け、今 期利益計画に対する上振れを見込む買いが膨らんだ。

クボタ(6326):5%高の898円。一時は5.3%高の900円と昨年 1月21日以来、およそ1年ぶりの高値水準を回復した。農地集約を進 めるため、政府が農地の売買や賃貸借を仲介する「農地バンク」の設立 検討に入ったと、8日付の日本経済新聞朝刊が報道。今後農地集約化が 進めば、農機需要が高まると期待された。井関農機(6310)も上昇し、 3%高の241円。

鹿島(1812):4.5%高の231円。国内工事を中心に完成工事総利 益率が改善し、昨年4-12月の連結営業利益は前年同期比2.4倍の367 億円に拡大した。11年3月通期予想の260億円を上回ったため、上振 れ期待が高まった。

堀場製作所(6856):6.7%高の2552円。海外市場で分析システム 機器の需要が増えたことなどから、10年12月期の連結純利益は従来予 想を37%上回り、79億2000万円になったもよう、と前日発表した。ゴ ールドマン・サックス証券では目標株価を2500円から2700円に上げた。

ローム(6963):4.6%高の5680円。発行済み株式総数の1.9%に 当たる210万株を上限に自己株式取得を決議した、と前日発表。取得総 額の上限は100億円、取得期間は8日から3月8日まで。また、半導体 素子などの売り上げ伸長などで10年4-12月の連結営業利益は前年同 期比2.2倍の306億円となったため、今後の需給好転や足元の好業績が 評価された。

シミック(2309):11%高の2万6000円。CRO(医薬品開発支 援)事業で国内外顧客からの受託案件が好調に推移、CMO(医薬品製 造支援)事業では10年4月から営業を開始したシミックCMOが業績 に寄与し、10年10-12月(第1四半期)の連結営業利益は前年同期比 2倍の15億円となった。11年9月通期計画の35億5000万円に対する 進ちょく率は43%。

CSK(9737):10%安の342円。11年3月期の連結純損益は75 億円の赤字になる見通しと前日発表。従来予想は15億円の赤字。大型 案件の受注遅れや規模の縮小、既存顧客からの内製化・減額要請が想定 以上に続いているという。さらなる資産スリム化を図るための費用計上 も見込むため、収益回復の遅れが懸念された。

ヒロセ電機(6806):午後に上昇に転じ、1.8%高の9250円で終了。 この日午前11時から開催されたアナリスト説明会で、スマートフォン 向けコネクター製品の好調が示され、同領域での収益拡大などが見込ま れた。説明会に出席したTIWの岸和夫シニアアナリストによると、会 社側は「当社がスマートフォン向けコネクターでトップシェアを有して おり、2位以下に2倍以上の差をつけている」と説明したという。

スパークス・グループ(8739):5.3%安の1万1260円。10年4 -12月の連結純損益は34億7000万円の赤字となり、前年同期の8億 9600万円の赤字から損失が拡大した。06年6月に買収した香港子会社 で運用資産の伸びが鈍かったことなどを背景に、のれんを減損し、特別 損失を計上した。

新東工業(6339):3.9%高の889円。中国など新興国の需要が堅 調なうえ、原価低減の徹底などで採算性の改善が進み、11年3月期の 連結純利益は従来予想比50%増の15億円になる見通しと前日発表した ことを受けた。

ダイコク電機(6430):4.5%安の982円。予定していた制御シス テムの数機種の販売が来期にずれ込んだため、11年3月期の連結純損 益は一転して1億円の赤字に転落する見通しになったと前日発表。従来 予想は12億円の黒字。業績悪化を嫌気した売りが広がった。

ディスコ(6146):2.8%高の5920円。受注の回復傾向を受け、11 年3月期の連結純利益予想を従来比6.3%増の101億円に引き上げた。 また、期末配当金を従来予想の1株当たり32円から36円に増配する意 向も示し、好業績と株主還元を好感した買いが先行した。

戸田工業(4100):6.5%安の877円。税効果会計や法人税率引き 下げの影響などを織り込み、11年3月期の連結純利益予想を従来比 46%減の6億円に下方修正した。前期比で14%増益予想が一転、38% 減益に陥る見込み。

コーエーテクモホールディングス(3635):7.1%安の638円。10 -12月決算でオンライン・モバイル事業の売り上げが予想されたほど 伸びず、ソーシャルゲームに対する過度の期待感が後退した。10年4 -12月の連結営業赤字は9億3500万円だった。ゲームソフト事業で開 発費が先行したことや販売低調から赤字が継続した。

フルヤ金属(7826):3.6%高の5250円。三菱商事(8058)は7日、 フルヤ金属の株式を古屋堯民社長などから買い付けることを目的とした 株式売買の予約完結権を取得したと発表した。三菱商は現在72万9088 株を保有しているが、予約完結権行使後は最大145万2288株となり、 筆頭株主になる。

長谷工コーポレーション(1808):3.9%高の80円。マンション市 況の上向き、施工物件の売れ行き好調などで10年4-12月の連結営業 利益が前年同期比約6割増の200億円前後になった公算が大きい、と8 日付の日本経済新聞朝刊が報じた。

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