スイスUBS:10年ボーナス準備43億フラン、前年比10%減(Update1)

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スイスの銀行最大手UBSは、 2010年のボーナス準備として前年に比べ10%少ない43億スイス・フ ラン(約3700億円)を割り当てた。同年は06年以来で初の通期黒字 となったものの、一部事業の7-12月(下期)のパフォーマンスが見 通しに届かなかった。

09年のボーナス総額は48億フランだった。ボーナス額は繰り延 べ支払い分を含む。この日発表した10年通期純利益は71億6000万 フラン。自己資本規制の厳格化に対応するため配当は実施せず資本を 強化する。

オズワルド・グルーベル最高経営責任者(CEO)は昨年11月 に、重要な人員をつなぎ留めるため「競争力のある」報酬設定が必要 だと述べるとともに、資本構築と配当、従業員報酬のバランスを取る と表明していた。報酬中の固定給部分を増やすことや一部の支払い繰 り延べ、返還条項を加えることなどで報酬システムを改革してきた。

ジョン・クライアン最高財務責任者(CFO)はこの日、報道関 係者との電話会議で、2009年については「業績立て直しに向けた多大 な努力に報いたいと考えた」とした上で、2010年については「市場動 向に加え、昨年末に向けて一部部門の業績が期待に届かなかったこと を踏まえて対応する」と述べた。

投資銀行部門の10年通期税引き前利益は21億7000万フランと なり、同行の中期的目標である60億フランのほぼ3分の1だった。

同行によると、報酬総額が25万フランを超える従業員は賞与の 少なくとも60%を3年間の繰り延べ付きの株式で受け取る。経営委員 会メンバーは75%が繰り延べられるという。返還条項も付帯する。

10年には賞与の費用として26億9000万フランを計上し、残り は今後の会計年度に計上する。09年は当年に29億フランを計上した。

UBSは先週、10年のボーナスについて従業員に今月16日に通 知すると伝えていた。支給は米国では3月初め、スイスでは中旬、英 国は今月末になるという。

-Editors: Frank Connelly, Dylan Griffiths

--* 参考画面: 翻訳記事に関する翻訳者への問い合わせ先: アムステルダム 木下 晶代 Akiyo Kinoshita +31-20-589-8544 akinoshita2@bloomberg.net Editor:Masashi Hinoki 記事に関する記者への問い合わせ先: Elena Logutenkova in Zurich at +41-44-224-4101 or elogutenkova@bloomberg.net 記事に関するエディターへの問い合わせ先: Frank Connelly at +33-1-5365-5063 or fconnelly@bloomberg.net

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